二-二 姿勢―重力の現れ

活動の基本としての姿勢
この世界は基本的には重力に支配されている。その中で、姿勢を保つことはあらゆる活動の基本であり、人は、どこを歩けるのか、飛び越えられるのか、座りやすい場所はどこか、ここで横になるのは安全で心地よいか、などと姿勢の可能性を絶えず探っている。
また、建築を含めたあらゆる物も重力に支配されている。人は、重力を介した物と物との関係性・姿勢からも重力の作用を読み取る。
例えば、建築家は力の流れを素直に表現して安定感を出したり重力を可視化しようとしたりするし、逆に、重力を感じさせずに浮遊感を与えたりして、重力との出会いをより強調したりする。
重力との出会いは、人間の活動の基本であるため、出会いの感じも強いものになりそうだし、それゆえ重要な出会いだと言えないだろうか。
人は建築で、姿勢・重力と出会う。
新しい制度と希望 B194『図解入門業界研究 最新保育サービス業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第3版] 』(大嶽広展)
現場の物語と施主自身の物語への想像力を保ち続ける B232『壊れながら立ち上がり続ける ―個の変容の哲学―』(稲垣諭)
B134『くうねるところにすむところ06,08,14,16,21』
循環のイメージを高めたい B281『活かして究める 雨の建築道』(日本建築学会編)
動態再起論
出会う建築
インセクト
オリケン